
皆さまの日頃のご支援に感謝いたします。
当事業年度は、米国発の金融・経済危機の影響を受け、消費者の生活防衛意識が高まる中、当社が属するスペシャルティコーヒー市場においても消費者の節約志向が強まり、個人消費が急激に減少するという非常に厳しい経営環境が続きました。
このような厳しい環境の中、売上高は6.4%の増収、経常利益は16.2%の減益、既存店売上高前年比は97.2%となりましたが、積極的な新商品の投入や立地を選別した83店舗の新規出店、また価格改定や様々なコスト削減努力により、昨年秋に発表した業績の修正予想を上回る利益を計上することができました。
新規出店に関しては、公園内に初めて出店した「富山環水公園店」や100年以上前に建築された国登録有形文化財の異人館をそのまま活かした「神戸北野異人館店」など、地域の人々が集う憩いの場として親しまれる店舗展開を行いました。
また社内外におけるブランド調査では、ブランド好意度等において、圧倒的な強さを示しており、最高級のコーヒーとお客様の心を満たすサービスが評価され、引き続き強固なブランド力を維持しています。
今後も引き続き厳しい事業環境が続くことが予想されますが、事業基盤の強化に向けた様々な取り組みを継続的に行っていきます。特に当社のビジネスで最も大切な役割を果たしているパートナーの研修や能力開発・次世代リーダー育成、さらに業務プロセスやシステムの見直しによる効率性の向上等に注力していきます。不確実性の高い環境においても、マーケットを見据えた柔軟な経営を行い、収益性を伴う持続的な成長を続けていきます。
当社は今後も、「最高級のコーヒー」「情熱あふれるパートナーのサービス」「くつろぎの空間」をはじめとする「スターバックス体験」を強化し、人々の心を豊かで活力あるものにするためにチャレンジを続けていきます。
最後に、2009年6月末に新CEOに就任した岩田 松雄をご紹介します。岩田は日本を代表する数々の会社でリーダーとしての経験を積み、豊富なビジネス経験と日本のマーケットに対する深い理解をもち、スターバックスに合致する価値観をもった適任者です。私はスターバックス・コーポレーションにシニア・ヴァイス・プレジデントとして入社し、スターバックス・コーヒー・アジア・パシフィック・リミテッドのプレジデントに就任しましたが、引き続き当社の取締役としてサポートをしてまいります。
皆さまのご期待に添えるよう、新しい体制の下、一致団結して努力してまいりますので、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
マリア・メルセデス・エム・コラーレス
取締役
[スターバックス・コーヒー アジア・パシフィック・リミテッド プレジデント]