CSRについて

倫理的な調達STARBUCKS™ SHARED PLANET™

一杯のコーヒーは私たちに幸せな気分をもたらしてくれます。そのコーヒー豆を育ててくれるのが世界のコーヒー生産者。スターバックスはコーヒー生産者との持続的な関係を築いてきました。

その活動を前進させて、環境・社会・経済、コーヒー品質などのすべての面で責任を持って育てられ、倫理的に取引されたコーヒーを皆さまにお届けできるようにすること。これがシェアード プラネットの柱の1つ、「倫理的な調達」における私たちの目標です。

倫理的な調達のために設定したガイドライン C.A.F.E. プラクティス

コーヒー生産者の多くは小規模な農家です。しかもコーヒー豆の価格は市場相場によって大きく変動し、小規模農家はその影響を受けやすい立場にあります。そこでスターバックスは、国際環境NGOのコンサベーション・インターナショナルの協力によって、コーヒー生産者および生産地域との関係を構築しながら、長期的に高品質なコーヒーの生産を実現するための持続可能な調達モデルを定めました。
C.A.F.E. (Coffee And Farmer Equity)プラクティスと名づけられた購買のガイドラインの指針は、労働環境の改善、児童労働の規制をはじめ、土壌侵食や汚染防止などの生物多様性の保全に対する取り組みを含めた包括的かつ測定可能な基準です。サプライヤー(コーヒー生産者などの供給者)がこのガイドラインの基準を遵守しているかを確認するために、スターバックスでは第三者機関の評価システムを導入し、透明性を維持しています。たとえば、コーヒー生産者に対価が公正に分配されているかを実証するために、サプライヤーに支払い証明書の提出を求めています。
2008年度には取り扱ったコーヒー豆のうち77%(13,400万kg)をこの指針に沿って、客観的に審査・承認されたサプライヤーから買い付けました。C.A.F.E.プラクティスによって、スターバックスと生産者はお互いに利益がもたらされるような関係を築き、長期的な契約を結んでいます。
※年度は前年10月〜当年9月の1年間を示しています。

C.A.F.E.プラクティスの第三者機関の評価システムについて、詳しくはこちら

C.A.F.E.プラクティスの歩み

1998年、スターバックスは国際環境NGOのコンサーベーション・インターナショナル(CI)の協力のもと、社会や環境に配慮したコーヒー購入に関するガイドラインとしてスターバックス優先サプライヤープログラムを策定し、試験運用を開始しました。そして2004年、環境・社会・経済に配慮した高品質なコーヒー栽培や加工を推奨するガイドラインC.A.F.A.プラクティスを正式に導入。現在は小規模の家族経営農場から大規模農場まで、スターバックスのコーヒーサプライチェーンに広く採用されています。

C.A.F.E.プラクティスのしくみ

持続可能な調達モデルとコーヒー生産地への支援

高品質なコーヒー豆の持続可能な供給を目指して、様々な取り組みを実践しています。

品質に見合った対価による持続的な買い付け

世界で生産されるコーヒー豆のほとんどが取引市場で売買される相場商品です。価格が常に変動するリスクがあり、相場価格によっては生産者の生活が打撃を受けることさえあります。
スターバックスでは、こうした状況を好ましくないと考え、高品質なコーヒーを栽培する生産者に利益が還元されるよう、Cマーケットを介さず、品質に見合った価格でコーヒー豆を購入しています。コーヒー生産者が当社にコーヒーを販売することで公平な利益を得、農園の運営を持続することが出来ることを目指しています。

※「C」マーケット
アラビカ種のコーヒー豆はニューヨークの「C」マーケットで取引されています。このマーケットは世界中のコーヒー豆の取引価格の参考値として使用されています

ファーマーサポートセンターの設立

すべてのコーヒーが責任を持って栽培され、倫理的に取引される―このミッションには生産者とそのコミュニティ、環境のすべてに恩恵をもたらしながらコーヒーが生産されるために、スターバックスと生産者が協力することも含まれています。そのために、生産者の生活向上、高品質なコーヒー豆の継続的な供給を目的とし、スターバックスは土壌管理と農作物生産の専門家を集めた技術支援センター「ファーマーサポートセンター」を2004年にラテンアメリカのコスタリカに設立しました。現地の生産者と直に接してコーヒー豆の品質向上に取り組み、2008年には約120万人の生産者と労働者がC.A.F.E.プラクティスの高い基準を遵守したコーヒー豆を生産できるようになりました。同センターは現在、ルワンダにも開設し、東アフリカのコーヒー生産者をサポートしています。

低金利の融資へのアクセス

コーヒー生産者の50%が小規模農家であり、すべての生産者が潤沢な資金のもとにコーヒー農園を運営しているわけではありません。収穫前に資金不足に陥ったコーヒー生産者は、しばしば本来よりも低価格で地元のバイヤーと取引してしまうことがあります。
スターバックスは、コーヒー生産者に融資を行う非営利団体のRoot Capital、Verde Ventures Calvert Foundationに対し、いままでに1,250万米ドルの投資をしています。これによりコーヒー農家は低金利の融資を受けることができます。融資を受けることで、コーヒー生産者は品質の高いコーヒーの栽培に専念でき、適切な時期に収穫し、品質に見合った価格で、たいせつに育てたコーヒー豆を販売することが可能になります。
コーヒー生産地域への投資、改善、支援のためにスターバックスが毎年財政支援を行うことが、コーヒー売買契約の中にも盛り込まれています。
2007年度には150万米ドルを50のプロジェクトに対して提供し、11ヵ国の5万人に及ぶコーヒーコミュニティの方々のために役立てられました。

社会開発プロジェクトへの投資

スターバックスはコーヒー農園、組合、加工工場、輸出業者と共に、学校や診療所の設立などコーヒー生産コミュニティのためのプロジェクトを行っています。スターバックスが提供する支援のほかに、コーヒーのサプライチェーンに属する他の関係機関からもスターバックスと同等規模の投資が行われることもしばしばあります。

2006年度、スターバックスはコーヒーコミュニティ向けプロジェクトに270万ドルを超える投資を行いました。11ヵ国で100を超えるプロジェクトが行われ、およそ54万5,000人の生産者やその家族、コミュニティの人々の環境改善に寄与しました。

その例は以下の通りです。

  • ・ 熱帯低気圧スタンの復興義援金として、グアテマラとメキシコのおよそ41万5,000の人々を対象とした59の現地プロジェクトに100万ドルを提供。
  • ・ ブラックエプロン エクスクルーシブ認定の報奨金15,000ドルを4つの生産者コミュニティに授与。アフリカ、インドネシア、中米のプロジェクトに活用されました。

フェアトレード認証コーヒーとコンサベーションコーヒーの購買

スターバックスはフェアトレード認証コーヒーやコンサベーションコーヒーを積極的に購買することで、生産地の環境保全や生産者の経済的支援を推進しています。フェアトレードの認証は、民主的に運営され、かつフェアトレード登録リストに登録された小規模のコーヒー組合や協会に属する生産者のコーヒーだけが取得することができます。社会及び環境基準を満たしながら通常の国際市場価格よりも高めに設定した価格で取引が行われています。
コンサベーションコーヒー(シェイドグロウン/日陰栽培)は、生態学的に敏感なコーヒー生産地域において、生物多様性の保護に寄与しています。
これらのコーヒーは独立した外部機関によって、自然環境の保全に貢献し、社会的な責任を果たしながら、生産、販売されているコーヒーとして認証、もしくは評価を受けたものです。

フェアトレード認証コーヒーとコンサベーションコーヒーについて

責任をもって栽培され、倫理的に調達されたコーヒー 社会的責任:サプライヤーは、人道的な労働条件や十分な生活環境を保障するなどの社会的責任を遂行する必要があります。 環境面でのリーダーシップ:コーヒーの栽培や加工では、廃棄物管理や水・エネルギーの削減、農薬使用量の低減などの手段を講じる必要があります。 経済的な透明性:サプライヤーは、全ての支払いに関する証明書を提出する必要があります。 品質基準:サプライヤーから購入する全てのコーヒー豆はスターバックスの高品質基準を満たしている必要があります。