CEOメッセージ

CEO MESSAGE 人が好きなら、スターバックスは最高のフィールド

成長への希望を抱ける舵取りを

スターバックスの一番の特長は、「なんでもやれる」という雰囲気が漂っていること。柔軟な組織の中で、一人ひとりの力を存分に発揮できるし、自分の可能性を試すチャンスはいくらでもあると思います。個々のスキルレベルは非常に高いので、私はそれを上手に活かし、会社をよりよい方向へ舵をきっていくのが役目です。
さまざまな可能性を持っているパートナー(従業員)たちを、どう活かしながら進んでいくか。今はみんなのベクトルが一致しているので、一つの方向へ一心不乱に走っています。
逆にいえば、舵取りを誤ればみんなが間違った方角に向かうということ。リーダーとしてこわい面もありますが、プレッシャーを感じるというより、むしろエキサイティング。スターバックスの未来を担っているというやりがいで突き進んでいきます。

現状分析としては、スターバックスは売上も店舗数も順調に伸びていて、不景気といわれる世の中をいい意味で逆行しています。しかも、まだスターバックスのない県もあり、地方を含め出店の余地は多く残されていると考えています。今、小規模店舗やメガストアなど、あらゆる方向性を視野に入れたきめ細かいプランを練っているところです。
会社の体力・エネルギーは満ちあふれているので、将来に向けて積極的に投資し、お客様との結びつきをさらに深めるという意味で、前向きにトライしていきます。

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温かみは残しながら「大人」の会社へ

スターバックスは創業から15年で急成長しましたが、人間の年齢で15歳といえばまだまだ少年。背丈はグングン伸びているものの、それを支える骨格が伴っていないし、十分な筋肉もついていない。そして、なにより「自分」というものがまだ確立されていない段階だと感じています。
今は少年から青年に向かっている大事な時期であり、特にこの数年というのは会社にとってすごく大きな意味を持ちます。人間と同じで、10代後半の時期をどう過ごすかが、将来の姿に深く影響してくるからです。
だから、健全な成長を目指して、どういう大人になりたいのか、そしてそのためにどんな準備をするのか。一人ひとりが、いわばスターバックスという人間をかたちづくる細胞です。
今自分が置かれているポジションを自覚し、目的を持った業務遂行が必要だと思います。また、スターバックスはパートナーの85%が「働いていて楽しい」という会社。新規店舗が開店するとなればみんなが応援にきて、閉店の時はまたみんなで悲しむ、という「同好会」のような温かさがあります。
仲がよくチームワークもよいことは素晴らしい伝統ですが、今後それを「体育会」に変えていこうとしています。これはピリピリするということではまったくなく、当然体育会にもチームワークが必要なら、和気あいあいとした雰囲気も不可欠です。
でも、一方では規律も必要だし、より一層の緊張感が個々を切磋琢磨していきます。「遊び心」のハートは残しながら、本質的な部分でもっと強くなるということです。
たとえば、現在、全国約940店舗で年間売上は約1000億円。単純計算ですが、ストアマネージャーには「あなたは1億円のオーナーですよ」というメッセージを流しています。そういった部分から自覚を促すことで、より筋肉質な「大人」を目指していきます。

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"自分"を認識していれば、可能性は広がる

ビジネスの原点は間違いなくカフェ事業。 全社を挙げて、店舗というお客様と接する場所に、より集中・支援できる仕組みをつくっています。お客様も、パートナーに負けないくらいスターバックスのことが好きな方々が足を運んでくれています。
そういった方々と元気に挨拶を交わし、何気ない一言でちょっとうれしくさせる。そんなコミュニケーションがとれる人をなにより求めています。
人が好きで、パソコンの画面を見ているよりは、ちょっと動いて人と話しに行く。それは最も重要視する資質です。
また、会社の可能性を広げる中では、もちろん店舗を支えるさまざまなキャリアが必要です。当たり前ですが、いろいろなキャラクターを持っている人がいて、得意なことや好きなものもそれぞれ違います。自分にはどんな「武器」や「持ち味」があるか。それをきちんと認識している人が必要です。
じっくりと振り返ってみれば、みんな必ず何か持っているはず。まずは一度自分の“棚卸し”をしてきてください。
仕事をしていくうえで、最初からスキルを持っている人なんて、誰もいません。
そこを切り開いていくのは、その人それぞれの可能性です。
今、スターバックスの全パートナーに呼びかけているのは、お客様との接点からなにかが生まれ、それを感じるという体験がなによりも大事ということ。
店舗にいてもサポートセンターにいても、もう一度その原点に回帰する時期だと感じています。「人が好き」という思いがあるなら、スターバックスは最高のフィールドになるでしょう。

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