スターバックス コーヒー ジャパン

グローバル人権宣言

グローバル人権宣言

グローバル人権宣言

(原文からの翻訳、一部調整)

スターバックスのグローバル人権宣言は、スターバックスの行うビジネスのあり方やパートナー(従業員)、ビジネスパートナー、お客様、そしてコミュニティとの関係を築くうえで大切な基準となる考えを示すものです。ケビン・ジョンソンからのメッセージ

スターバックスで大切にしていることは、コーヒーにとどまらず、人間が人間らしく生きるということです。それはOur Mission の中心である「人々の心を豊かで活力あるものにするために―ひとリのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」という基本的な理念です。

誰もが受け入れられ、尊重され、認められる、思いやりと共生の文化を創造すること。それはビジネスに不可欠な課題であると同時に、私たちの責任でもあります。コーヒーが栽培される農園からサービスを提供する際に関わる全てのコミュニティ、そして私たちが共有するこの地球にいたるまで-。スターバックスは、出会ったすべての人々の毎日に前向きな変化を与えることを目指します。このグローバル人権宣言はこの考えに基づき、スターバックスの姿勢を表わしたものです。

感謝を込めて。

スターバックス コーポレーション
取締役 社長兼CEO
ケビン・ジョンソン

指針およびガバナンスについて

私たちは、私たちの生み出すビジネスや商品を通じて関わる人たちやコミュニティの権利を尊重することをお約束します。その考えは、「国連のビジネスと人権に関する指導原則」「国連グローバル コンパクト」「OECD多国籍企業行動指針」「国際権利章典」「ILO中核的労働基準」「女性のエンパワーメント原則」「子どもの権利とビジネスの原則」「人権と環境に関するフレームワーク原則」に基づきます。

スターバックスでは一人ひとりが、パートナー同士、お客様、ビジネスパートナー、コミュニティとの関係に影響を与える判断を任されています。このグローバル人権宣言は、スターバックスのすべてのパートナーに適用されます。また、私たちのサプライチェーンにおけるすべてのサプライヤーにも、この宣言に定めた行動をとることが求められます。そして、私たちは、私たちの事業を展開するすべてのマーケットにおいてこの宣言に定めた規範が実践されるよう、ビジネスパートナーとも協力して取り組んでいます。

あらゆることに最善を尽くすこと、結果に責任を持つことはスターバックスのコアバリューのひとつです。私たちの各事業部門では、あらゆる側面でグローバル人権宣言が遵守・実践されているかを監督し、その結果は倫理・コンプライアンス部門に報告され、統合的に管理されます。

スターバックスの全社的リスク管理、内部監査および外部機関による監査プロセス、内部統制システムについては、取締役会が所管する監査・コンプライアンス委員会が監督しています。監査・コンプライアンス委員会は、スターバックスの倫理的な調達プログラムの運用状況や、グローバル人権宣言を支える各種基準をめぐる動向など、全社的リスク管理業務と内部監査の状況について経営陣や内部監査人から報告を受けます。

スターバックスの追求する正しい行動は、絶え間ない日々の取り組みによって実現されるものです。この信念のもと、私たちは継続的にデュー・ディリジェンスを実施するとともに、改善点についてもグローバル ソーシャル インパクト レポート市民権評価環境インパクト分析などの公開文書を通じて透明性をもって報告しています。

用語の定義

ここに定めた方針については、以下の定義を採用しています。

  • パートナー:スターバックス社ならびにその完全子会社(直接子会社および間接子会社)の従業員。スターバックスが運営する店舗、グローバルおよび各国のサポートセンター(本社的な機能)、焙煎工場、自社運営の流通センター、ジューサリー、自社運営のコーヒー農園、その他所有する事業や施設の従業員が含まれます。
  • サプライチェーン:スターバックスが製品またはサービスを購入する一次サプライヤー。
  • ビジネスパートナー:独立したスターバックス ブランドの店舗経営者、合弁事業パートナー、スターバックスと契約をもつスターバックス ブランドの製品や広告の取り扱い事業者など、スターバックスとライセンス契約や販売関係にある企業。

パートナーに関わる人権への取り組み

スターバックスは、すべての人そのものの尊厳を尊重し、個々のパートナーの有する才能や経験、視点などを柔軟に受け入れ、また尊重することによって、パートナーが最高の力を発揮できるよう努めています。

パートナーの人権と市民権を尊重するという私たちの約束は、スターバックス のサポートセンター(本社)においても、また、スターバックスの店舗においても、世界のあらゆる場所が対象となります。この約束は、スターバックスのビジネス行動規範をはじめ、研修で使用する資料やマニュアルに組み込むことで周知に努めています。

私たちはILOの中核的労働基準を遵守し、その一環である差別撤廃、同一労働同一賃金、結社の自由、団体交渉への参加などの権利、およびパートナーの健康と安全の確保を含む公正かつ良好な労働条件の保護に努めます。

私たちはプライバシーステートメントに則ってパートナーのプライバシーの権利を尊重します。また、プライバシーおよび個人データの保護に関する方針は、データの最小化、収集制限、利用制限等の重要な一般的原則に準拠しています。プライバシーステートメントでは、スターバックスが収集する情報の種類や利用方法、第三者との情報共有の手段と理由、および個人情報に関するパートナーの権利や選択肢について説明しています。

すべてのパートナーには、それぞれの職場において人権を擁護する責任があります。基本的人権に関するスターバックス グローバル人権宣言を理解し、その権利条項を職場で遵守することも、その責任のひとつです。また、基本的人権の擁護に関するスターバックスの価値観を侵害しかねない行為や状況について意識を高め、グローバル人権宣言に違反する可能性があればその報告も求めています。

お客様とコミュニティに関わる人権への取り組み

スターバックスは、人々を温かく受け入れる企業風土と場の創造に全力で取り組んでいます。お客様の人権や市民権を尊重し、店舗では私たちのバリューを反映した体験を提供できるよう努めています。

スターバックスはプライバシーステートメントに則ってお客様のプライバシーの権利を尊重します。また、プライバシーや個人データの保護に関する方針は、データの最小化、収集制限および利用制限等の重要な一般的原則に準拠しています。プライバシーステートメントでは、スターバックスが収集する情報の種類や利用方法、第三者との情報共有の手段と理由、および個人情報に関するお客様の権利や選択肢について説明しています。

私たちは障がいのある人々を含むコミュニティへの貢献にも力を入れています。アクセシビリティを確保するための取り組みは、スターバックス アクセス & ディスアビリティ インクルージョンへの取り組みに記載されています。

サプライチェーンに関わる人権への取り組み

私たちはサプライチェーンにおける人権の尊重のために、さまざまな倫理的調達プログラムの運用により、差別撤廃、強制労働や児童労働からの解放、結社の自由、労働者の健康と安全の確保を含む公正かつ良好な労働条件の確保などに取り組んでいます。さらに、女性、移民、季節労働者、臨時労働者を含む社会的弱者の権利と、先住民コミュニティの権利を尊重します。また、サプライチェーン内における持続可能な暮らしを追求することによって適正な生活水準の達成に取り組んでいます。

私たちはすべてのサプライヤーに対し、サプライヤー行動規範の遵守を求めています。また、私たちの人権へのコミットメントが倫理的な調達プログラムや基準全体に反映されるよう努めています。これらの基準には、C.A.F.E.プラクティスレインフォレスト アライアンスを含む茶葉の第三者認証ココア プラクティス製品サービス基準、および紛争鉱物対応方針が含まれます。C.A.F.E.プラクティスには、コーヒーが倫理的に調達されたものであることを検証する際の諸条件であるゼロ・トレランス事案の是正方法や、第三者による検証の運用基準とガイドライン、第三者機関によるインパクト評価と報告が含まれています。これらの倫理的な調達プログラムおよび基準は、私たちのサプライチェーンと、私たちが運営する農園、焙煎工場、流通センター、ジューサリーに適用されます。

私たちは、責任ある企業としてサプライチェーンの第三者評価を行い、倫理的な調達基準を満たしていないサプライヤーが特定された場合には、透明性、継続的な改善、責任の共有という私たちの方針に基づき、サプライヤーと協力して是正措置計画を作成し、解決に向けて相互に合意したスケジュールに基づきこれらの計画を実施します。また、適宜パーム油紛争鉱物などに関する認証の取得を求めています。

私たちが今後も継続して健全なコミュニティや人と人とをつなぐ有意義な空間を提供できるかどうかは、私たちを取り巻く環境の保全にかかっています。地球にとって有益なことは人にとっても有益なことであるため、私たちは、サステナビリティへのコミットメントと人権へのコミットメントを連動させることによって、環境への正しい取り組みと姿勢を示し続けます。土地、水、天然資源に関わる権利を認め、尊重します。その一環として農家と協力関係を築き、コーヒー加工プロセスの節水、河川の保護、働く人々へのきれいな飲料水の提供に取り組んでいます。

私たちは、人権擁護者が単独で、あるいは他者との協力で行う活動を、人権の促進・擁護に不可欠なものとして尊重します。すべてのステークホルダーの意見を尊重すると同様に彼らの意見も尊重し、人権擁護者に対するいかなる脅威、脅迫、および攻撃も容認せず、それらに加担することもありません。また、すべてのサプライヤーへ私たちの姿勢に準じた行動を求めています。

ビジネスパートナーに関わる人権への取り組み

私たちは、私たちの掲げるOur Mission and Valuesに賛同し体現する企業と共にビジネスをするよう努めています。ビジネスパートナーシップを締結する際は、責任ある倫理的な事業運営を行い、個人の権利を尊重し、事業活動で影響を受ける環境や人々の保護に努める企業であることを求めています。そのため、スターバックスのグローバル セキュリティ&レジリエンスチームは、ビジネスパートナーが事業を展開する地域における潜在的な人権リスクを定期的に評価しています。

私たちは、ビジネスパートナーとの協力による取り組みの効果を高めるために、私たちのグローバル人権宣言をビジネスパートナーが活用できるようにしています。この宣言で表明した目標を共有し、ビジネスパートナーには同様の方針とコミットメントを求めます。そのひとつとして、不利益を被る可能性のある個人やコミュニティが利用できる実効的かつ実践的な人権侵害申し立ての対応過程への参加も求めます。このようにスターバックスは、サービスを提供するすべてのマーケットにおいてグローバル人権宣言に掲げた目標を達成すべく、ビジネスパートナーと協力して取り組みます。

人権侵害申し立てへの対応

スターバックスは、スターバックスの事業や製品の影響を受けるすべての個人が安心して利用できるよう秘密保持が確保され、アクセスしやすい人権侵害申し立て窓口を設置しています。グローバル人権宣言の内容に反する可能性について懸念や疑念を提起した人に対する報復や迫害は一切容認しません。 

スターバックスは、バリューチェーンの中でスターバックスによって、あるいはスターバックスの加担によって発生したと考えられる人権への負の影響に対して改善措置を講じます。その際には、被害者が他の救済措置を求めることを妨げず、スターバックスが直接関わる人権侵害についてはサプライチェーンおよびビジネスパートナーと協力して改善措置を講じます。また、私たちが追求する継続的な改善を実現するため、スターバックスによって、あるいはスターバックスの加担によって発生した可能性のある侵害事案を教訓とし、再発防止に向けた改善策を示します。

スターバックスの倫理コンプライアンス ヘルプラインは、複数の言語に対応し、いつでもインターネット経由または電話で世界各地からアクセス可能です。グローバル人権宣言の内容に反する行為に遭遇、またはそのような行為を目撃したパートナーや個人は、このヘルプラインを利用して懸念事項を通報できます。特に人権に関わる事項については、スターバックス社内の適切なチームへ報告されます。