2004/07/23

スターバックス コーヒー *ライセンス事業の開始により出店戦略を強化





スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役 最高経営責任者(CEO):角田雄二)は、その店舗展開においてお客様の利便性向上を目的に*ライセンス事業を開始します。
従来、当社の出店は直営店のみで展開してまいりました。今後も直営店の店舗展開を軸足にする方針に全く変更はありませんが、特殊な商圏等への対応のみを*ライセンス事業で補完することにより、現代の多様な生活シーンの中でより多くのスターバックスエクスペリエンスを提供し、お客様のご要望にお応えしていきます。


*ライセンス事業
当社のライセンス事業は法定義上では「特定連鎖化事業」という点でフランチャイズ事業と同解釈ですが、本事業展開は直営方式での出店が困難な商圏等での出店のみに特定しています。具体的な立地としては、駅・空港・高速道路のSA/PA・レジャー施設等を想定しています。



当社は1996年8月、東京・銀座に1号店を出店して以来約8年が経過し、昨年11月には500店の店舗網を構築いたしました。規模拡大に伴い業務運営上のノウハウを蓄積し、従来直営方式による出店が困難であった特殊な商圏等にライセンス事業として新しいチャレンジを行なう体制を整備いたしました。本事業による店舗は従来の直営店舗と変わりなく、高品質のコーヒー、サービス、空間を提供していきます。我々の価値観・マインドを共有でき、商品とサービスのクオリティに強いこだわりを持つ企業とライセンス事業を行なうことにより、「サードプレイス(家庭、職場・学校等に次ぐ第3の生活拠点)」をよりお客様に身近に感じていただきます。

この新事業を通じての出店は今年度には1~3店舗程度、中期的には30~50店舗程度を見込んでいます。ライセンス事業では価値観の共有やブランド管理などが鍵となりますが、集客力のある特殊な商圏を有するライセンス契約先を支える体制作りを構築し、本事業を積極的に推進してまいります。

この度のライセンス事業開始について当社CEOの角田雄二は次のように述べています。「530店舗以上を構える当社の店舗網においても未達の商圏の中には、直営では出店困難だが、顧客ニーズの非常に高いところが多くあります。この新事業を通じて公共交通機関の施設内やレジャー施設など様々な場所に進出することが可能となります。引続き直営での店舗網拡大をはかる一方で、この新事業を通じてより多くのお客様に『サードプレイス』をご提供できるようになることを確信しています。」