2025/05/14

お客様の飲用体験のさらなる向上とともに環境負荷低減に向けて
「Mobile Order & Pay」の店内利用時にマグカップ・グラスの選択が可能に
リユースの推進により年間約750㌧の廃棄物削減を見込む

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社[本社所在地:東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO):森井久恵]は、2025年5月14日(水)より、店内利用時に「Mobile Order & Pay」(モバイルオーダー&ペイ)でご注文いただいた際、マグカップ・グラスを選択いただける機能を新たに追加しました。これまでは店内利用時に「Mobile Order & Pay」にてご注文いただいた場合、マグカップやグラスの選択ができず、使い捨てカップにてご提供してきましたが、今回の機能追加により、「Mobile Order & Pay」でのご注文でもマグカップやグラスでより豊かなビバレッジ体験をご提供できるとともに、使い捨てカップの利用削減、リユースの拡大につなげていきます。
スターバックスでは今回の機能追加をはじめ、これまで取り組んできた様々なリユースの取り組みをお客様の共感やご協力のもと推進することで、年間(2025年4月~2026年3月末)で約750㌧※1 の使い捨てカップとリッド(蓋)の廃棄物削減を見込んでいます。

スターバックスではこれまでもリユースを推進すべく、様々な取り組みをおこなってきました。1996年の日本での創業時から取り組んでいるマグカップでのご提供からはじまり、2021年からは「借りて・返して・再利用する」循環型プログラム「借りるカップ」の実証実験を開始。また2023年3月末より樹脂製の店内グラスを全国の店舗(一部店舗を除く)に導入することで、お客様の飲用体験の向上とともに、店内のリユースを推進し、店内グラスの全国導入から2年経った2025年3月末には、使い捨てカップとリッド約1,400㌧の廃棄物削減※2 につながりました。

こうした環境に配慮した様々なアクションを進める一方、お客様に「Mobile Order & Pay」でご注文いただいた場合、店内利用であってもマグカップやグラスの選択ができず、使い捨てカップでご提供せざるを得ない状況にあり、店舗で働くパートナー(従業員)やお客様からは「Mobile Order & Pay」でのご注文においてもマグカップやグラスの選択ができるようにして欲しいという声が少なからずありました。
スターバックスではこうした声にも応え、さらなるリユースの推進を図るべく、2024年7月から8月にかけて、都内14店舗にて店内利用時の「Mobile Order & Pay」でのマグカップ・グラスの選択機能のトライアルを実施、トライアル時に寄せられたフィードバックをもとに画面の操作性を向上させ、今回の全国導入に至りました。

■ 「Mobile Order & Pay」でのマグカップ・グラス選択イメージ(アイスビバレッジの場合)

*マグカップ・グラスの在庫の状況等により、選択いただいてもご提供できない場合があります。

商品選択後にカスタマイズボタンを選択

カスタマイズ画面トップのカップを選択

グラスに変更を選択

スターバックスでは、これまでの店内でのマグカップ・グラスのご提供に加えて、今回の新たな機能の追加により、お客様の店内ご利用時の飲用体験をより豊かにするとともに、店内でのリユース率をさらに向上させ、2025年4月~2026年3月で年間約750㌧※1 の使い捨てカップとリッドの廃棄物削減を目指し、地球や地域のサステナブルな未来につなげていきます。

スターバックスはこれからもお客様一人ひとりに寄り添った唯一無二の体験をお届けするとともに、コーヒーを育む地球環境に配慮した持続可能な選択を取り入れ、環境負荷低減に貢献してまいります。

※1:2024年4月~2025年3月の1年間のリユース率の実績に、本機能追加によって向上するリユース率見込みを加算してリユース率を算出し、2025年4月~2026年3月の廃棄物削減㌧数を算出
※2:2023年4月~2025年3月末までのマグカップ・グラス提供数に基づいて算出

◆Mobile Order & Pay(モバイルオーダー&ペイ)

2020年に全国の店舗で展開。現在では公式モバイルアプリのほかLINEやApp Clipなどからも事前に注文・決済を完了することで、レジの列に並ばず商品をスムーズに受け取ることができます。多様なカスタマイズにも対応しているほか、受け取り時のニックネームも設定いただけます。お持ち帰り、店内利用、ドライブスルーなど、シーンに合わせて、ご利用いただけます。

https://www.starbucks.co.jp/mobileorder/guide/

【参考資料】
<これまでの店内資材における環境への取り組み>

■ 店内は樹脂製グラスやマグカップで

リユース推進の一環として、店内利用時にご利用いただいていたマグカップに加えて、お客様に新たなサステナブルな選択肢として、フラペチーノ® などアイスビバレッジを楽しめる樹脂製グラスが加わりました。2023年3月末より全国の店舗(一部店舗除く)で提供を開始し、約1年 で使い捨てカップやリッド(蓋)など計482㌧の削減につながり、当初の想定を大きく上回る成果となりました。
※全国展開した2023年3月~2024年2月末までの樹脂製グラス提供数に基づいて算出。
関連記事:リユースを楽しむ未来を目指して。ポジティブな循環をスターバックスから

■ カップの循環型プログラム「借りるカップ」

2021年から丸の内・大手町・渋谷エリアなどの約40店舗で、繰り返し使えるカップの循環型プログラムの実証実験を実施。実証実験のエリアを拡大させながら実用化に向け準備をしています。本取り組みを通じて、使い捨てカップを削減するとともに、繰り返し使用することで使い捨てカップ提供時よりも、CO2排出量が少なくなる仕組みを実現します。
関連記事:「借りるカップ」どう広げる?店長が考えるリユースの未来