future

地域に広げる未来

これからも「スターバックス体験」を追求していくために、私たちが店舗でのビジネスをどのように発展させていきたいと考えているか。その想いをご紹介します。

スターバックスにおける
店舗の存在

私たちがお客様にお届けしたいものはビバレッジなどの商品、
そして商品をお届けすることで生まれる体験価値だと考えています。
それは、日々の生活における豊かさや活力、
人と人のコミュニケーションから生まれるつながりに価値を見出しているからです。

スターバックスは全国各地に店舗がありながら、
店舗が地域に溶け込み、良き隣人としてその一員になっていくことを目指しています。
そうした考え方のもと、「そこで暮らすお客様」に向けて
日々の彩りをお届けしたいと考えています。

what we value 店舗が大切にしていること

多様なお客様が集い、
居場所と感じられる空間でありたい

スターバックスの価値観のひとつに、誰もが自分の居場所と感じられる場所でありたいという想いがあります。地域に溶け込み、良き隣人としてその一員になるというお話をしましたが、その店舗で働くパートナーも同じ地域で生活をしています。エプロンをつけて、隣人として同じ地域に住むお客様を迎え入れることが、スターバックスが生み出す居心地の良さだと思います。スターバックスにはさまざまな年代の方が訪れてくださいます。あちらの席では子育ての話、あちらの席では宿題の話、またあちらの席ではシニアの皆さんが暮らしの話をされているような楽しい空間です。それぞれの時間を過ごされているお客様に対して、来たときより笑顔になって帰ってほしいと願うのが、スターバックスのパートナーの一番の想いです。
お客様の中にはパートナーの家族や友人、懐かしい恩師など、それぞれの人生に関わってきた方々もいらっしゃいます。毎日会う人はもちろん、普段は会えない人とも、同じ時間を共有したり、自然と集うような場所になったり。スターバックスがあることでコミュニティが活性化していく様子は、まさに私たちが店舗を大切にしたいと思う理由でもあります。店舗に、その土地の伝統や文化を取り入れてデザインするという取り組みもあります。地域に寄り添ってブランドが存在し、身近に感じていただくということも大切にしていることです。

partners’ satisfaction 店舗パートナーのやりがい

新しい自分に出会い、
自分の人生も豊かにする

スターバックスはパートナーに対しても、誰もが自分の居場所と感じるような場所でありたいと考えています。それは、自分の想いを表現できる場所ということでもあると考えます。自ら創意工夫をしてチャレンジしたり、一緒に働くパートナーと協力しチームになったり。そこで前向きな結果が生まれると、成長を実感し、パートナーは新しい自分に出会うことができます。それはパートナー自身のやりがいにもつながりますし、スターバックスにとってもひとつの成長です。ある店舗のストアマネージャーが、その地域の文化財である建物で、ぜひここにスターバックスの店舗を出したいという想いから、自らその建物の所有者に電話をして交渉するというエピソードがありました。極端な事例かもしれませんが、まだ見ぬスターバックスをつくり出せることが、パートナーにとってのやりがいなのです。
また、スターバックスにはWork Life Blendという言葉があり、仕事と生活をコーヒーのようにブレンドするという考え方があります。ワークライフバランスのように仕事と生活を天秤にかけるという考え方とは異なり、人によって好みのブレンドがそれぞれにあるだろうということです。さらに言えば、人生の中でそのブレンドは必ずしも一定ではないと考えています。ライフステージの変化によって働き方を選び直し、ブレンドの調合を変えながらも継続して活躍していただき、生活もご自身の最高のブレンドで豊かに過ごしていただく。店舗パートナーの人生が豊かになることは、彼らがお客様を笑顔にしてくれることにつながると信じています。

FUTURE PROSPECTS 実現したい未来

前述した文化財の建物が店舗になった話は珍しい事例ではありますが、その地元出身のストアマネージャーがスターバックスも地元も好きだからこそ、もっとつながりを深めたいと考えた結果の行動でした。このようなオーナーシップを持ったパートナーがそれぞれの地域で活躍してくれることがとても楽しみで、そのパートナーの想いと行動によってスターバックスが地域に溶け込み、さらに貢献できるのではないかと考えます。全国に店舗を構えるスターバックスですが、同じ店舗はひとつもありません。その地域ごとでも色が違いますし、パートナーの数だけ表情を描けます。店舗を出店するとき、さまざまな調査や、その地域の特色を活かしたデザインなどを検討しますが、結果的にお客様がどのような目的でご来店されるかは完全には読み切れません。
また、その地域の10年後、20年後は必ずしも今と同じとは限りません。今でも客席の種類にバラエティーを持たせ、お客様にその日のご気分で選んでいただきたいと思っております。それぞれの地域でお客様の変化に寄り添っていく中で、居場所の在り方も少しずつアップデートしていくことも考えられます。スターバックスが目指す店舗とは、静止画で見るカフェのシーンだけではなく、さまざまなお客様がいて、その瞬間ごとに動きのあるムービーで見るような店舗・空間です。それぞれの地域に根を張ったパートナー、ご家族、お客様、そして関わる地域の方々と共に、多様性あふれる心豊かな地域社会をつくり出していく。そして結果的に、日本をそれぞれの地域から元気にしていくことができればと考えています。

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