労働者(外国人を含む)の人権等に関するスターバックス コーヒー ジャパンの取り組み
スターバックスは、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」(2011年)を参考に策定した「グローバル人権宣言」に基づき、外国人を含むすべての労働者の人権が守られること・安心して働ける環境が確保されること・労働の対価と労働者の待遇について現地の法令や国際基準を遵守することを求める「サプライヤー行動規範」を設けました。そして現在、多くの国々のサプライヤーの皆様に対しても、この「サプライヤー行動規範」の遵守を求めております。
スターバックス コーヒー ジャパン では、サプライヤーが雇用する外国人を含む労働者の現状と「サプライヤー行動規範」の遵守の状況を把握することを目的として、2013年より以下の取り組みを実施しております。また、今後もさまざまな状況や環境の変化が起こり得るとの想定のもと、引き続き多様な取り組みを検討し、サプライヤーの皆様のご理解とご協力を仰ぎながらサプライチェーンにおける外国人を含むすべての労働者の人権が正しく守られるよう不断の努力を続けて参ります。
【サプライチェーンにおける労働者人権保護に向けた弊社取り組み変遷】
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●2013年
- 人権の尊重を含む調達基本方針を策定
- 調達基本方針に基づき、サプライヤーに対する年1回のCSRアンケート実施を開始、現在も継続中
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●2017年
- スターバックスの「サプライヤー行動規範」を公表
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●2019年9月
サプライヤーを対象にサプライチェーンフォーラムを開催し、「スターバックスにおける倫理的調達」について説明を行う
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●2021年6月
サプライヤーを対象とするサプライチェーンフォーラムにおいて、倫理的調達プログラムの導入、およびスターバックスの製品に関する倫理的調達プログラムの目的や考え方、監査の基準や進め方の説明を実施
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●2021年7月
サプライヤーに対して、倫理的調達プログラムの監査を開始
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●2021年12月
サプライヤーに対して外国人技能実習制度活用状況に関する以下のアンケート調査を開始
- 国内製造施設における外国人技能実習制度の活用状況把握
- スターバックスの製品を製造している施設における外国人技能実習生の雇用状況の把握
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●2022年3月
スターバックスの製品を製造している施設で、外国人技能実習生を雇用するサプライヤー23社に対して、以下の追加アンケート調査を実施
- 監理団体、送り出し機関の把握
- 受け入れ企業の外国人技能実習機構による監査実施状況、技能実習責任者講習受講状況の把握
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●2022年7月
サプライヤーを対象にサプライチェーンフォーラムを開催し、「スターバックスにおける倫理的調達」と「スターバックスのサプライヤーにおける外国人労働者(技能実習生+特定技能外国人)に対する考え」について説明を行う
2022年7月時点で外国人技能実習制度を活用している約30施設のうち、14施設の監査を実施
以上