2021/07/05

スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京から日本各地のモノづくりに向き合う情熱をお届けする
「JIMOTO made +」シリーズ誕生
津軽、鳥取、甲賀、筑前、阿波の全5地域10アイテム、2021年7月9日(金)より発売開始

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社[本社所在地:東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO):水口 貴文]は、スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京(以下、ロースタリー 東京) にて、日本各地の工芸を商品化し、一つひとつに想いを込め、ひたむきにモノづくりする人々の情熱を、ロースタリー 東京からお届けするシリーズ「JIMOTO made +(ジモト メイド プラス)」を2021年7月9 日(金)より、発売いたします。

スターバックスでは、2016年より日本各地にあるその土地の産業、素材を取り入れた商品を開発し、 “その地元の店舗のみ” で販売する「JIMOTO made(ジモト メイド)」シリーズを展開しています。商品を通じて地元の文化、産業、暮らす人などを知り、今まで以上に地元に対する愛着や誇りを感じていただく機会となることを願い、これまで14シリーズを展開してきました。

この「JIMOTO made +」シリーズは、「JIMOTO made」ではぐくまれた、地元愛を醸成しながら日本各地の文化や産業を大切にしたいという思いをさらに発展させ、人と人の情熱のつながりが生み出す力を信じ、「JIMOTO made +」を通じ、商品の背景にある技術、文化のみならず、人と情熱とひたむきさを、ロースタリー 東京から広くお伝えすることで、日本各地の魅力を感じていただき、その地域や人、文化を応援する気持ちを未来へとはぐくんでいきたいという思いから、誕生しました。今回のシリーズでは、津軽、鳥取、甲賀、筑前、阿波の5つの地域で作られた、ロースタリー 東京からインスピレーションを受けデザインされたグラスやマグカップ、藍染のタオルなど全10アイテムが登場します。

【商品詳細】※表示価格はすべて税込の総額表示となります。

■JIMOTO made + 津軽びいどろ 昼桜/夜桜 330ml 各¥4,950

東京の桜の名所 “目黒川” 。100色の色をもつと言われる青森県の伝統工芸品である “津軽びいどろ“ を製造する北洋硝子の職人により、目黒川の昼と夜の満開の桜を表現しました。グラス成形の際、機械を使わず硝子を吹く竿と型のみを使用することによって、この形状と薄さを実現しています。桜の表情のある色合いを、鮮やかな色とグラス表面の手触り感で表現し、存在感のあるグラスに仕上げています。

■JIMOTO made + 鳥取マグ 玄瑞窯 架け橋 296ml ¥6,050

民藝運動が盛んだった鳥取で活躍する、玄瑞窯 芝原信也氏の手により、ロースタリー 東京からインスピレーションを受けたマグカップが誕生しました。キャスク(コーヒー豆の貯蔵庫)とシンフォニーパイプ(コーヒー豆を店内の各フロアに届けるパイプ)をイメージし、マグ本体にはキャスクの素材感を表現するため鉄釉(てつぐすり)を選び、シンフォニーパイプに見立てた形状のハンドル(取っ手)を付けています。シンフォニーパイプがロースタリー 東京の各フロアをつなぐように、このハンドルが鳥取と中目黒をつなぐ架け橋となるよう想いを込めました。

■JIMOTO made + 甲賀マグ 卯山窯 キャスク 330ml ¥6,050

1200年の歴史をもつとも言われる六古窯の一つである信楽焼。その滋賀県甲賀市信楽に窯をかまえる、卯山窯の職人の手により作られた、土と炎が織りなす温かみのある火色(緋色)が特徴的なマグカップ。ロースタリー 東京の店内中央に位置する巨大なキャスク(コーヒー豆の貯蔵庫)からインスピレーションを受けてデザインしました。ハンドメイドでうちつけられた銅製のキャスクを思わせるマグカップは、信楽焼らしい緋色で表現され、またキャスクと同じように、スターバックス リザーブ®のロゴが施されています。

■JIMOTO made + 筑前マグ 翁明窯元 飛び鉋 414ml ¥6,050

福岡県の小石原焼は17世紀に開かれた筑前最初の窯です。この土地にある翁明窯元は、素材のもつ温かみを大切に、土と天然の釉薬(ゆうやく)を使用し、心が落ち着く優しい作風が印象的です。ロースタリー 東京2階ティバーナ フロアからみえる満開の桜が宙を舞う様子と風になびく桜の枝の情景を想い起こさせるマグカップです。小石原焼の特徴である “飛び鉋” の技法と、マグカップ側面に流しかけた白い化粧土(けしょうど)で、情景を表現しました。コーヒーの香りを包み込むワイングラスのような形状のマグカップです。

■JIMOTO made + 阿波藍染タオル 甕覗(かめのぞき)/薄藍/藍/紺/褐 各¥3,850

阿波藍の産地として知られる徳島県上板町を拠点に、古き良き日本の伝統を残しつつ、新しい視点で藍を伝える活動を行っている、Watanabe’sの手による藍染タオル。染料の蒅(すくも)は、タデ藍の栽培から始まり、葉を乾燥し、100日以上発酵させて、約1年をかけて完成します。手間を惜しまず丁寧につくられた蒅の、発酵菌という生き物の力で染め上げた、深みと味わいを感じる甕覗/薄藍/藍/紺/褐の5色をご用意しました。日本の色「藍色」の魅力を存分に楽しめるタオルです。

取扱店舗:スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京/スターバックス 公式 オンラインストア
販売期間:2021年7月9日(金)~ (※ロースタリー 東京は2021年8月31日(火)まで)なくなり次第終了
※販売個数制限について
販売初日に限りお一人様1商品につき1点まで、発売日翌日以降お一人様1商品につき10点までご購入いただけます。

【プロフィール】

■北洋硝子(ほくようがらす)
「津軽びいどろ」は、四季を彩る豊かな色合いと手づくりならではの柔らかで温もりある風合いが特長のガラス工芸品。
創業当時に作られていた漁業用浮玉の技術は、時代のすう勢によりガラス食器へと受け継がれ、青森県より伝統工芸品の指定を受けるに至った。

色と形にこだわり、その自然の美しさをガラスに写し取るように情熱的で丁寧、かつユニークなものづくりを行っている。
暮らしの中に華やかさや落ち着きを演出し、また寛ぎの時を共に過ごしていただけるようにと、かつて浮玉を吹いていた職人達の技術と精神を引き継いだ現在のガラス職人達が心を合わせ、新しい技法も取り入れながら作り続けている。

北洋硝子
青森県青森市富田4丁目29-13

■玄瑞窯(げんずいがま)
「何気ない日々の暮らしの中で皆様が ほっこりとしたひとときを過ごせますように」
鳥取港に流れ込む千代川の程近い場所に窯を構える玄瑞窯。
師から受け継いだ技法を用いつつ、現在の生活に、より活用でき、楽しめる器を日々研究しながら作陶している。
特に釉薬を用いた色表現へのこだわりには定評があり、地元鳥取の自然の美しさや温かみ感じる世界をひとつの器に表現している。
陶芸に出会い、師をはじめ、多くの人々から受けた温もりと感謝を鳥取の地より土に込めて。

玄瑞窯/芝原 信也
鳥取県鳥取市古海 64-1

■卯山窯(うざんよう)
信楽焼は、1200年の歴史を持つともいわれる焼き物で、日本六古窯の一つに数えられる。
信楽で採掘される陶土は良質で、大小問わず作陶に向いていることから、信楽のみならず全国の陶器産地でも多く使用されている。
鎌倉時代には農耕の発展も背景に「甕・擂鉢」、室町時代は「茶道具」、江戸時代には商業の発達にともない「茶壷・土鍋・徳利」、明治時代には「灯明具・薬品壺」、そして現在の「インテリアから食器」など、中世にはじまり今日まで、常に人々の生活のために技術革新を続けながら製作され、力強く時代を乗り越えてきた焼物である。

1939年に開窯。火鉢を中心に大物陶器の製造を始め、信楽焼の伝統技法を伝承し用い、新しい感性で、現在の生活シーンにあった信楽焼を創り出している。

卯山窯/西尾 照幸
滋賀県甲賀市信楽街長野789

■翁明窯元(おうめいかまもと)
約350年の歴史を持つ小石原焼(こいしわらやき)は、福岡県朝倉郡東峰村(元小石原村)にて焼かれる陶器。
1682年に、黒田藩士に招かれた陶工により小石原焼が焼かれ始める。
その土地で生まれ育った鬼丸翁明によって、小石原の地に受け継がれる匠の技と心を伝承し、翁明窯元を開く。
翁明窯の小石原焼は、刷毛目、飛びかんななどの伝統技法を用いつつ、新たなデザインとして、プレートやボウルなど現代の食卓にも楽しめる器づくりにも取り組んでいる。

翁明窯元
福岡県朝倉郡東峰村大字小石原1126-1

■Watanabe’s
阿波藍の産地として知られる徳島県上板町を拠点に藍の栽培、染料となる蒅(すくも)造り、染色、製作を一貫して行う。
古き良き日本の伝統を残しつつ、新たな機軸で藍を伝えるべく、国内外で幅広く活動を行う。
堆肥造り、土造り、種まき、育苗、栽培、蒅造り、染色液の仕込み…
Watanabe’sの藍色は、関わる全ての方々と全ての過程に想いをもって取り組んだ結果の副産物である。
暮らしに寄り添う色として、人々の生活に馴染んでいくものづくりを考える。

Watanabe’s
渡邉健太(藍師・染師)
徳島県板野郡上板町瀬部314番地10