PARTNER ROUNDTABLE
パートナーが語る
スターバックス
お客様へより良いスターバックス体験をしていただくために、私たちはデジタルイノベーションを推進しています。スターバックスは、サードプレイス(家、学校や職場以外の第三の居場所)の提唱をしましたが、近年はデジタルの力も最大限に活用しながら、時間や場所を選ばない新たな居場所という概念も大切にしています。その最先端で活躍する3名のパートナーに、スターバックスの未来について議論をしてもらいました。
TALK PARTNERS 登場人物
カスタマーテクノロジー部
デジタルプラットフォームチーム
2016年入社
チームマネージャー
H.Igusa
CRM部
デリバリー&イノベーションチーム
2021年入社
シニアスペシャリスト
H.Ito
カスタマーテクノロジー部
コマース&SREチーム
2017年入社
チームマネージャー
S.Ogawa
CHAPTER 01 所属を超え価値創造への共感を育み、共にブランドを成長させていく
私は、前職ではスマートフォンのデバイスソフトウェアを開発していました。エンジニアとして約7年、アイデアを実現する側で経験を積むうちに、事業者サイドに立ち、自分で企画を考えてみたいと思ったのが転職のきっかけです。
現在は、「スターバックス®リワード」という会員プログラムの管理や、関連する売上・商品のデータを取り扱う基盤などのシステム改良・新規構築に携わっています。
私は前職でモバイルPOSのシステム開発をしていました。転職の理由はIgusaさんと似ていて、自分が所属する会社のサービスやビジネスを広げていける存在になりたい、貢献していきたいと思うようになり、社内SEに興味を持ったことです。
具体的にいうと、自分が扱うサービスやビジネスに誇りや愛情に持ち、どうしたら良くなるかを考えて仕事をしたいという想いがありました。
私も同じですね。前職はメーカーの広告宣伝や商品企画などのマーケティングを担当していたのですが、自分にとってより身近で心から興味を持てるような、情熱を注げるサービスを提供している会社を探すようになりました。スターバックスは、学生時代にアルバイトをしていたこともあり、自分と相性が合うと思ったんです。
私は入社当時、スターバックスってキラキラしているなあ、と感じたことを今でも覚えています。私はスターバックスのコーヒーが好きでよく通っていたのですが、その時に接する店舗のパートナーの方が輝いているイメージがあったので、サポートセンター(本社)もそうだろうなと。
実際に働いてみると、みんなスターバックスが大好きで、人へのあたたかさがあるからそう見えていたんだと気づきました。
その通りかもしれないです。私はいまデリバリー事業のプロジェクトマネジメントと新規事業推進を担当していて、マーケティング本部、営業企画本部、商品本部、お二人が所属するスターバックステクノロジー本部など、さまざまな部署の方と関わりがあります。
どの部署のパートナーと仕事をしても、皆さんスターバックスを支えている人でありながら、一人のスターバックスファンでもあるんですよね。
私の場合、例えば経理のパートナーと関わることもあります。システムエンジニアとして、ECサイトや決済関連のシステムなどを担当しているため、専門知識を持った経理の方とプロジェクトを進めています。専門的な話をしながらも、お客様にもっとスターバックスを感じてもらうために何ができるか、というコミュニケーションが必ず根底にあり、エンジニアとしてだけではなく、ブランドやカルチャーへの共通認識を持つことの大切さを実感しながら働くことができています。
最近推進しているSRE業務も、スターバックスで働くパートナーが安心安全に使えるプラットフォームを構築し、組織に貢献することを目的としていて、その重要性を感じています。
Ogawaさんの言うように、Our Mission, Promises and Valuesをベースに行動している感覚として、自分からよく話すようになったというのは私の中の大きな変化でした。マネージャーになってからは特に人を見るようになり、素敵な人の良いところを取り入れて、自分自身もさらに成長できたら、と考えるようにもなりました。
CHAPTER
02
あらゆるパートナーとあらゆる可能性を探り、
チャレンジしていく
サポートセンターはそれぞれの部署が、その領域のエキスパートです。各々の立場から意見を出し合い議論を進めていきますが、常に共通ゴールは「お客様・店舗パートナーのために」。その共通認識に立ち戻ることで、難航していた議論がポジティブに着地する姿を何度も見てきました。また、特に驚いたのは、入社まもない私にも大きな裁量を持ってプロジェクトを担当させてくれる機会があることです。
デリバリー事業はここ2、3年でベーシックなオペレーションが確立してきて、これからさらにスターバックスらしさを追求していくフェーズ。その最前線を任されているのはプレッシャーもありますが、楽しさの方が大きいです。
スターバックスには、全員が主役というカルチャーがあり、プロジェクトを通じてもっとスターバックスを好きになりますよね。私も以前は失敗しないように頑張ろう、バグを出さないようにしよう、と思いながら仕事に取り組んでいましたが、これができたらこんなこともできるんじゃないか、という考え方に変わりました。
入社初年度の「スターバックス®リワード」導入プロジェクトを思い出しますね。当時、U.S.の完全子会社になったタイミングでもあり、U.S.のシステムを日本でも使えるようにすることがプロジェクトのゴールだったのですが、時差がある中での進行に加え、商習慣の違いによる独自のカスタマイズなど、さまざまな調整が必要でした。
がむしゃらに取り組む中でも、とにかく素早く正確なコミュニケーションに注力し、“言わなくてもわかる”よりもオーバーコミュニケートするくらいに質問・確認・反応を徹底し、関係構築に努めました。
サポートセンターは中途入社の方も多いので、各々のプロフェッショナルの方々と仕事ができるのも刺激になりますよね。ペイメントAPの統合プロジェクトでは、サービスの仕様やアーキテクチャの検討、テスト、リリース計画作成、その後運用業務を担当しましたが、これもU.S.のプロダクトマネージャーとの連携が必須なグローバルプロジェクトでした。
不安もありましたが、U.S.のパートナーもあたたかい人ばかりで、グローバルブランドであるスターバックスの真髄に触れた気がします。私の名前とともに、「Key Partner」と書かれたプロジェクトの振り返り資料はいまでも忘れられません。
CHAPTER
03
デジタルイノベーションを、
店舗体験と融合させていく
私は新規事業企画において、商品を届けるベーシックなサービスに加え、店舗でパートナーがお客様へ提供している体験をデジタルでもお届けできないかを考えています。店舗でお客様が思い思いの居心地よい時間や空間を体験していただけていれば、その体験をベースに場所を選ばず選択肢を広げることもできると思っています。
いくつかトライアルで検討を進めていて、パートナーの皆さんへも、お客様へもそれらの施策を早くお届けできるように努力しているところです。
デジタル体験の追求でいうと、IoT観点から現行の基盤との連携とかも考えられますよね。追跡や予約状況の把握などの機能があったほうがいいかもしれません。
決済の仕組みも同じくですね。スターバックス カードでの支払いや、「スターバックス®リワード」との連携とか。私は家の近くにスターバックスの店舗がないので、自動販売機があったら嬉しいです。自分の環境や経験の先に、次のヒントが隠されていることもありますよね。
そういったお客様視点の声がとても重要ですよね。デリバリー事業では、お客様への体験価値向上はもちろん、配達していただく方とのつながりも大切にしたいと考えています。商品をお客様へ配達してくださっている方々も、私たちのビジネスを支えてくれる大切なパートナーです。だからこそ、スターバックスを好きになってもらいたい。
同じビジョンを持っていただけるデリバリー企業様とのコラボレーションを通じて、両者のビジネスをさらに成長させるという視点も大切にしています。
新規事業とデジタル領域のコラボレーションはますます必要だし、まだまだ未開拓ですよね。スターバックスの成長機会を広げるワクワクするサービスをこれからもつくっていきたいです。
CHAPTER
04
変わらない想いを大切に、
スターバックスと共に成長していく
新型コロナウイルスの影響で店舗を閉めていた時期がありましたよね。再開が決まった時、SNS上でもポジティブな意見をたくさんいただけたことがすごく嬉しかったです。店舗が開くだけで世の中を元気にすることができる。そんな影響を与えられることが、スターバックスらしいと思っています。
スターバックスのデジタルイノベーションはこれからも続きますが、私たちの大切にしていることは変わらず、一杯のコーヒーを通じて、人と人とのつながりをつくることです。その場所が店舗に限らないというのが、今の時代。デジタルギフトなどはまさにその一例です。離れて暮らす家族や友達との一つのコミュニケーション機会になりますし、つながりを感じられますよね。
店舗が私たちのスターバックスエクスペリエンスのなによりもの源泉です。事業が拡大し、関わるサポートセンターパートナーが多岐に渡っている今、プラットフォームを扱う部門として、サポートセンターの業務効率化も実現していきたいと思っています。それがきっと、店舗パートナーを支えることにつながるはずです。SRE業務も立ち上げたばかりですし、さらに会社全体に貢献していきたいですね。
Ogawaさんと私はチームマネージャーとして、メンバーマネジメントも頑張っていきたいですよね。きっちりマネジメントするというより、自分が入社当時自由に受け入れてもらったように、メンバーが成果を上げる場面をたくさんつくりたい。メンバーと共に、スターバックスの挑戦と一緒に歩んでいきたいと思っています。