スターバックス コーヒー ジャパン

Topics(2016/09/14)

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2016/09/14

シアトル本社 グローバルコーヒー部門のメイジャー コーエン氏が語る
スターバックスが見つめるコーヒーの未来

「“ハシエンダ アルサシア®”はコーヒー産業の未来のために、スターバックスの新たな挑戦から生まれたコーヒーです」

通常店舗では世界初の販売となる「ハシエンダ アルサシア®」が9月14日より全国のスターバックス店舗に登場する。このコーヒー豆はスターバックスのはじめての自社農園ハシエンダ アルサシア農園で栽培・収穫されたもので、今年20周年を迎えた日本のスターバックスで特別に販売される。
来日中の、日本をはじめアジア地域でのコーヒー普及のキーマンとして活動を続けているメイジャー コーエン氏に、その魅力とこのコーヒーが持つ意味について聞いた。

「まず一口飲んでみてください。シトラスのような風味とはじけるような酸味が感じられませんか。このコーヒー豆は品質が高く、浅めの焙煎なので、より風味が引き出されます。ハシエンダ アルサシア®はスターバックスのはじめての自社農園で栽培されました。普段はシアトルの特別な店舗「STARBUCKS RESERVE® ROASTERY & TASTING ROOM」でしか提供されていないのですが、今年はスターバックスの一号店が日本にできて20周年というお祝いの年なので、特別に、日本のお客様にも、このスターバックスの自信作を楽しんでもらいたいと思いました」。

お気に入りの抽出器具ケメックスでコーヒーをいれるコーエン氏

自社農園でのコーヒーの未来をつくるというチャレンジ

「まずハシエンダ アルサシア農園の話から始めましょう。コスタリカの首都サンホセに程近い町にあるこの農園は家族で経営されている小規模農園でした。スターバックスはこの農園から長い間コーヒーを購買していました。その後、若い後継者が育たず、農園主はこの農園を手放します。ちょうどその頃、私たちスターバックスも自社農園を持ちたいと考えており、2013年にこの農園を購買することになったのです」

スターバックスはなぜ自社農園を持とうと考えたのだろう?

「私たちはコーヒー豆を買うだけでなく、コーヒー生産の全てに責任を持つことが必要だと考えてきました。まず、2004年にコスタリカのサンホセにファーマーサポートセンターを開設しました。現在では世界中のコーヒー生産地の7ヶ所に設置されています。ファーマーサポートセンターにはアグロノミストと呼ばれる農学者がおり、現地で生産者に直接コーヒー栽培に関する様々なアドバイスを行っています。その成果をより確実なものにするためには、実際の農園での栽培経験や研究開発により、より良いコーヒー栽培方法を知ることが欠かせないという考えがハシエンダ アルサシア農園を購入するきっかけだったと言えます。この農園ではカルロス・マリオという優秀なアグロノミストが病気に強いコーヒーの木を育てる研究を続けています。そしてここで得られた研究成果は公表され、世界中のコーヒー農家に共有されているのです」。

倫理的な調達99%は、人間として正しい行動の結果であると語る言葉に熱がこもる

コーヒー豆の倫理的な調達99%が意味すること

「スターバックスのコーヒー豆の購買に対する考え方は、1971年の創業当初から変わっていません。それは農園の大小にも地域にも関係なく、エシカルソーシング=倫理的な調達であるということです。私たちが常に大切にしてきたことは、人間性を大切にして、正しい方法でコーヒーを買うことです。コーヒーバイヤーであればまず、品質の高いコーヒーを買いたいと思いますね。そうすると高品質なコーヒー豆を生産する農家との関係ができます。スターバックスが創業した1970年代頃は、コーヒー農家に適正な金額が払われない状況がありました。だから、経済的に透明であることは非常に重要であると考えました。さらに農家やサプライヤーとの関係性が深まると、彼らの生活環境の向上や社会サービスの分野でもできることがあることが分かりました。そして、農産物であるコーヒー豆の品質を維持し、持続的に栽培するためには、環境や生態系への配慮も必要です。そこで2004年、国際環境NGOコンサベーション・インターナショナルと共にコーヒー豆の購買ガイドライン<C.A.F.E.プラクティス>を定めました。このガイドラインでは、コーヒー豆がスターバックスの品質基準を満たし、経済的な透明性が確保され、社会的責任、環境や生態系への配慮への第三者機関の評価を受けて認定します。私たちは、ファーマーサポートセンターをはじめ世界中のコーヒー生産者との取り組みの結果、2015年に倫理的な調達率99%を実現したのです」

長い年月と人々の手を介して届けられたコーヒー豆を愛おしそうに見つめるコーエン氏

コーヒー生産の未来に向けて

「こうしたコーヒー豆の生産に関する様々な取り組みだけでなく、スターバックスでは年間7000万ドルという投資をコーヒー農家に対して行っています。これは、生産の向上、品質の改良、また農園の経営支援など様々な形で世界のコーヒー生産をより良い方向へ進めようという考えから行われています。もちろん店舗でも、様々な進化、例えばデジタルを使った取り組みや、もっとおいしくコーヒーを楽しんでいただくための環境づくりなど、新しいチャレンジは続いています。
20周年というスターバックスと日本のお客様との関係がさらに深いものとなる記念として、この“ハシエンダ アルサシア®”を楽しんでいただきたいですね」。

ハシエンダ アルサシア®